ヤツはある日突然やってきた
もう5年ほど前のことでしょうか。
それは入浴時のことでした。
「何かがおかしい」
私はそう思いました。
何か、というよりは明らかに、完全に、自分の身体に異物の感触を覚えました。
ボツボツ、イボイボとした、感じたことのない感覚です。
これはヤバい
即座に性病の類だと気付きましたが(とはいえ思い当たる感染源はなかった)、時間は夜。
病院は開いていません。
いまのところ痒みも痛みもないし、明日だな。。と近所の病院やら処置方法をグーグル先生で調べまくってから入眠。
翌日、さっそく婦人科へGO。
診察台にあがってすぐに
「あーこれは尖圭コンジローマですね。内側に出来てるのでうちでは治せません。紹介状を書くので大きい病院へ行ってください。」
という無慈悲な言葉を先生からいただきました。
WEB上では、治りにくいけどみんな塗り薬で直してると書いてあったのに、ショック。まさかの町医者では治せないパターン。
このイボイボを抱えたまま過ごすのかよ..というさらなる落胆。
計り知れない絶望とともに帰宅しました。
数日後に紹介状を書いてもらった総合病院へ。
妊婦さんや学生さんなどまぁいろんな人が待合室にいる中、局部にイボイボを抱えてる女なんて私だけなんでしょうねという卑屈な気持ちで診察を待ちます。
いざ診察台に上がると先生は「これは手術するしかないですね・・○日以降ならあいてますが、どの日程が良いですか?」ともうそれはそれは淡々と述べるのです。
ていうかまた1ヶ月くらい待たされるんです!?
イボイボのまま!?!??
という気持ちがありつつも手術の案内など受けて帰宅しました。
尖圭コンジローマ手術にかかった費用
保険適用で約3万円
(日帰り、超音波メスでの施術)
これは私が身体にすぐに外せないタイプのピアスをしていたからで、実際は電気メスのようです。
尖圭コンジローマ手術に必要な持ち物
特になし
日帰りであれば、の話。
ナプキンは持っておいてもいいかもしれないけど、貰えるはず。
婦人科受診時と同じで脱ぎ着しやすい服装の方がいいと思います。
あとスマホの充電器はあってもいいかも。
(とはいえすぐ帰らされる)
あ!ジェルネイルは取ってからいきましょう!!(1本でもいいので)
尖圭コンジローマ手術の痛み
ほぼ痛みなし
これが驚きだったんですが、全然痛くないです。
手術は麻酔から覚めたら終わってました。
術後何が怖かったって、排尿。
想像するだけで染みそうでしょ・・
1番最初の排尿は病院だったんですが、痛みはほぼゼロです。
患部は怖かったんで見ていません。
ちなみに何が辛かったって、術後麻酔が切れてから2,3時間ベッドで点滴打って寝てたんですが、はじめての入院。そして尿意。
立ち上がっていいかもわからないし、立ち上がれるかもわからないし。でも点滴打たれまくってるので尿意は止まりません。
ドキドキしながら迷いながらナースコールしました。
「立てるならお手洗い行ってもらっていいですよー」
とさっくりと許可をもらいトイレ行きました。
(余裕で立てたし、何の問題もなかった。)
あ、忘れてました。
術後オムツを履かされます。
これが大人なんでなかなかの屈辱感。
私はトイレに立ったタイミングで、術前に脱いでから返してもらった下着(これもまた屈辱的)とナプキンを持ってそそくさと履き替えたのでした。
尖圭コンジローマ術後の注意
・行為はもちろん禁止 ※再発しやすい病気なので2,3ヶ月後絶対に再検査にいきましょう
・激しい運動や自転車に乗っちゃダメ
ひとつめは当たり前として、ふたつめはちょっと笑いました。
自転車ね、たしかにね。
自分の移動手段のメインが自転車の人は要注意です。
尖圭コンジローマの感染源(わたしの場合)
【謎】
先生にも聞かれなかったし、思い当たる節もなく、まったくの謎です。
ネットで調べた感じでは公衆浴場、公衆トイレなんかでも伝染るらしいです。
油断も隙もないな。
免疫力が落ちない暮らしを心がけるしかないですね。
私がなぜこの記事を書こうと思ったかといえば、ただただ当時不安だったからです。
普通であれば、性病って気軽に友だちや家族、パートナーに相談できる病気じゃないと思います。(まぁ私はすぐに人に話したんですけど)
誰かの経験を聞きたかったし、このあとどうなるのか、いつ治るのか知りたかったんです。
でもあまり業者っぽくない情報はGoogle先生も教えてくれなかったんですよね。
だから、今不安な人も大丈夫です。ちゃんと治ります。
まずは病院へ!!!