ネイルアートへの目覚め
歳の離れた姉がいたため、学生の自分ではできないネイルアートをポリッシュで姉に施していました。
姉が買ってくれるネイルシールやポリッシュを使って、途中で寝落ちしてしまう姉に向かって夜な夜なネイルをしていたものです。
一緒にデザインを考えたり、綺麗に仕上がると喜んでもらえたり、そういうのがすごく楽しかったです。
大人になると自分でジェルネイルをするように
こちらもきっかけは姉でした。
「ジェルネイルを自分でできるセットが売っているよ、好きそうだからやったら?」と言って、素人向けのセットを一式送ってくれました。
もともとサロンには興味がなかったのでやり方もまったくわからないところからスタート。甘皮の処理やジェルの扱い方は説明書やネット頼り。
もちろん全然うまくいかなくて、表面はちゅるんとぽってりするどころかガタガタだし、はみ出してるしで酷い出来でした。
しかし、この下手くそさは私のやる気を増幅させました。
こういうものは研究と試行錯誤、繰り返しでいくらでも上手になります。
たくさんのネイルアーティストさんをインスタでフォローしてデザインを真似してみたり、動画を漁ってみたり。
はじめて納得いく仕上がりになっとき、とても感動したものです。
サロンなんかいかなくてもいいじゃ〜んと甘く軽い気持ちでいました。
定期的なネイルチェンジと異変
ハマりだすとずっとやる性分です。
爪が柔らかい方なので、2-3週間おきチェンジする日々を送っていました。
アクリルスカルプにハマったり、海外の新しい製品を試したり。
次々と出てくる技法や製品にハマっては独学で遊んでいました。
セルフのジェルネイルを始めてから10年程経った頃だったでしょうか。
ある日、爪に異変が起こります。
なんだか爪がかゆい。
赤みを持って、小さな水ぶくれができるようになりました。
腫れがあり、綺麗な状態ではありません。
最初私はこれを手湿疹の類だと思っていました。
ネットを見る限り、ステロイドを塗って治したなどと書いてあったのでそれを試し、かゆみ止めや冷やすことで紛らわそうとしていました。
ところが、このかゆみはどんどんひどくなっていきます。
かゆみと湿疹の酷さが限界に
このころになるともはや寝れないくらいのかゆみになってきます。
何をしていたってかゆいとしか考えられません。
病院へ行かなければ無理だと思い始めていましたが、それよりも皮膚の状態が悪すぎてネイルも酷いことに。
土台の爪までグズグズになっていたのでオフをしました。
すると、かゆみが静かにおさまるのです。
そして気付きました。これは手湿疹などではなく、ジェルが原因なのか・・!?と。
最盛期の症状
こちらが症状。
大きく腫れて、べろべろと皮が剥けていることがわかります。
ここまでくるとかゆみではおさまらず、ジンジンと痛みます。
ネットにも情報があまりなく解決策はないように思えました。
ジェルネイルができない
正直めちゃくちゃへこみました。
ネイルアートの作業自体が大好きだったし、鬼みたいに長いロングスカルプを愛してました(大袈裟)
指が細くも長くもないので、ネイルをするとそれが少しでもマシに見えるような気がしてました。
爪のかたちは悪くない方ですが、柔らかい素の爪で過ごすことも最初は本当に苦痛でした。
ジェルアレルギー対応のサロンに通う
これが始めてジェルアレルギー対応サロンにいった後の写真。
ネットでアレルギー対応のサロンを探し回りようやくたどり着いた場所です。
対応しているサロンは本当に数が少ないんです。
(もちろんこれってアレルギーに対応しているかどうかだけでなく、立地、デザインの好み、価格などいろんな条件が絞られてしまいます。)
無理な長さ出しをやめてケアをしてもらいここまでの見た目になりました。
爪が綺麗だとなんと気持ちがいいんでしょう。
セルフネイルによる“プロ仕様でないよくわからない商材”を使うことの危険性についても教えてもらいました。
私の浅はかな行動が生んだ結果がこれだったわけです。
しかし、ある程度アレルギーフリーの商材を使ってもらっているにも関わらず通い出してからしばらくするとゆるやかにアレルギー症状が出てきてしまうのでした。
(ゆるいかゆみと腫れ、放っておくと爪裏の角質が分厚くなってしまい爪が伸びるのを妨げになるようになりました。)
ちなみにサロンの方いわく、症状が出たら強めのステロイドで抑えてしまう方がよいとのことでした。
ジェルネイルは諦めることに
結果として、今わたしはジェルネイルを一切していません。
正直すごく楽です。
ヌードカラーのポリッシュを塗って、爪に負担をかけない程度に伸ばすのみ。
ジェルをしているときは1本でも欠けたり汚くなるとものすごいストレスを抱えてましたが、それもなくなりました。
もちろんアレルギーがなかったらジェルを続けてたと思います。
セルフネイルをしている方には、くれぐれも危険性に気づいてもらいたいなと思います。
おわり