わたしの記憶にたたずむ中村メイ子という人の声。

三姉妹の子守歌的な存在だった

ふと携帯を見たら、中村メイコさん死去のニュースが。

ちょうど今朝、姉妹と彼女の話をしたところだったから驚いた。

 

アラサー、アラフォーの私たち三姉妹にとって中村メイコという人はちょっと特別な存在だ。

 

なぜかというと私たちは幼少期、彼女の「声」にとてもお世話になったからだ。

 

当時小学生だった私たちに祖母が買ってくれたこのシリーズ。

 

「FABBRI ファブリ 世界名作シリーズ」

 

本日限定ファブリ世界名作シリーズ TBSブリタニカ 絵本
ノーブランド品

母の記憶では当時ウン10万したらしいこの絵本。

 

とにかくまず装丁がすごい。

 

A3くらいのでっかい本なのだが、皮張り?の装丁に金の文字、だれが描いているのかわからないけれど明らかに子ども受けしないヨーロッパの宗教絵画のような挿絵。

 

中の紙も厚くていい紙を使ってあるから、30年くらいたっても全然劣化していなかった。

 

そしてこの絵本には英語と日本語のカセットテープがついている。

 

この日本語版のカセットテープの語りが中村メイコさんなのだ。

 

私たち三姉妹がこのシリーズをもらったときはもう父から読み聞かせをされる年ではなかったから、このカセットテープをかけながら布団にくるまっていたと思う。

 

* * * * * * *

 

物語に出てくる王子様の声は凛々しかった。

 

美しいお姫様の声は優しく慎ましやかだった。

 

間抜けな召使いや愚王の声はへにゃへにゃにつぶれたような声。

 

ヘビの歌声、アヒルのだみ声・・。

 

特に印象深いのは、中村メイコさんのナレーションの声だった。

 

物語の文章にはない自分の言葉で、

 

「このあとどうなっちゃうのかしら!次のページに行ってみましょ!」

 

と語りかけるのだ。

 

そのときのページをめくるメロディーまで脳内ではきちんと再生される。

(ページをめくるタイミングも教えてくれる本だった)

 

何度聞いたかわからないその声を、私たちは今でも鮮明に思い出せるし、再現しては思い出話に何度も花を咲かせた。

 

大人になってそのすばらしさに感嘆する。

実家が引越しをする際、この本をどうするかと父に相談されたが「それは捨てないで!」とすぐに返答した。

 

思い出の本なのだ。

 

私たちにとって中村メイコはレジェンド的な存在だ。

 

 

しかしカセットテープは劣化がすすみ、一部聞けなくなっていたのでデータ化した(いまだ途中なのでやらねば・・!)。

 

もうひとつ、この本の魅力はその挿絵にある。

 

とにかく、強烈である。

 

姉妹の中で語り継がれる忘れられない話が「青ひげのま王」というもの。

https://item.rakuten.co.jp/63dou/10011373/

※こちらのサイトから引用させていただきました。

一言で言うと、恐怖の思い出です笑。

 

この青ひげ、今までの奥さんを何人も殺していて、絶対に入っちゃいけないという部屋にその死体を隠している。

 

その部屋の絵には確か、青い顔した女性(死体)が転がってるか壁にはり付けられていたか忘れたけど、そういう絵でめちゃくちゃ怖かった。

 

 

それから姉妹がいつも思い出す歌の話が「白いへび」というお話。

https://item.rakuten.co.jp/63dou/10011371/

 

※こちらも画像をお借りしました

これは絵というか中村メイコさんが歌うヘビの歌が強烈なのだ。

 

「♪~わたしぃをたぁべてごらん~なさぁい」

 

別にホラーではないのだが、なんかすごいお話だった(語彙力なし)。

 

 

 

そんなわけで、中村メイコさんの声はわれら三姉妹の中で今なお生き続けているというお話でした。

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