生まれつき、お腹がPPだった我が家の猫
うちの子はブリーダーさんから譲り受けたミックスです。
血が濃い子はもともと身体が弱いことが多いことが有名かと思いますが、
ブリーダーさんいわく
「お父さん猫のお腹が弱いからこの子もその傾向がある」
とのこと。
それをすべての譲渡が終わった後に電話で言ってくるブリーダー。
譲渡額もかなり低かったです。ミックスを作った理由もお察しですね・・。
聞いてた以上にお腹の弱い子だった
ブリーダーの言い振りはかなり軽いものでした。
そのため私もあまり気にしておらず。
しかし後ほどブリーダーの言葉の意味を思い知ることになります。
🐾🐾 帰宅すると茶色のかわいい肉球スタンプが家中に 🐾🐾
仕事から帰ったらね、付いてるんですよ。
茶色のスタンプが🐾
白いフローリングに🐾
白いベッドシーツに🐾
最初は何が起こったかよくわからなかったんですが、まぁニオイが強烈ですからすぐ察しますよね・・。
とはいえうちの猫は超元気だった
小さい頃はカビが原因の皮膚病で10円ハゲを作ったりしましたが、基本的にはものすごく元気な子です。
食欲もめちゃくちゃあります。
ありすぎるくらいです。
人間の食事も食べたがるタイプの子です。
自分の体重が800グラムくらいしかないのに、顔の大きさくらいある鶏の手羽元の煮物を引きずりながら運ぼうとしているのを見たときにはびっくりしたものです(もちろんすぐさま回収しました!)
5歳くらいで軟便がさらに酷くなる
話は軟便に戻ります。
軟便にずっと悩まされていた我が家。
もちろん病院には通院していました。
先生いわく
「試せる薬は全て試したし、もうやれることはない。」
が結論でした。
いくつか試した薬の中から一番良さそうだったものを毎月処方してもらっていました。
毎日餌に混ぜて薬をあげていましたが、現状維持程度で全然良くなりません。
餌を食べたがりますが、量を増やせばさらにお腹を下します。
最終的に4キロ前後あった体重は2.6キロまで落ちました。
さすがに写真は割愛しますが、触ると浮き出た骨を強く感じ抱き上げると折れてしまいそうで、見るのも辛いくらいに痩せこけていました。
毛並みも悪くなり、しっぽの毛が長くてふわふわしていたのにほとんど抜けて鉛筆みたいに細くなってしまっていました。
餌に対しての執着も酷く、餌を与えられる前はお腹が減りすぎて凶暴で危険なくらいでした。
一瞬見ただけで健康でないことがわかるほどだったので、きっとはじめて見たら私が虐待でもしてるんじゃないかと思うようなビジュアルだったと思います。
さらに、お腹をくださず食べられるものがかなり限られており、子猫用の高カロリーな餌を与えるくらいしかできていませんでした。
あげていたのはこちら。
それでもかなり少ない量。
お互いにとってかなり辛い期間でしたが、餌の変更は今までにも何度も試してダメだったので、病院の先生も含め「現状維持」と考え皆が諦めていたのでした。
諦めては駄目だと再起した
前置きが長くなりましたが、ここでようやくヒルズの腸内バイオームの話をば。
当時、生活に余裕ができはじめ、我が家にいる別の猫を譲り受けた保護猫団体へ寄付をしたりするようになっていました。
遠方に住んでいましたが、ブログで保護施設の方たちの熱心な活動を見るうちにやはり諦めては駄目だなと思い直すように。
基本的にはインターネットで情報収集しました。
Twitterで見かけたヒルズの餌は効果があるとのことで、このシリーズを二つ購入しました。
当時この腸内バイオームは当時販売がはじまったばかり。
藁にもすがる思いで購入しました。
腸内バイオームで成果が出た
今までは餌をあげるたびにお腹をくだすことが多かったのですが、腸内バイオームを食べさせ始めてから糞が形を持つようになりました。
(うちの子はm/dは効果が出ませんでした)
軟便でない猫を飼っていたら意味不明だと思うんですが、糞がかたちを保っているだけで感動的な出来事なんですよね・・
最初はウエットを少しずつ与えて、そこからドライに切り替えて。
今はドライを与え続けてます。
ただウエットもドライも食いつきはそんなに良くないです。
今までの子猫用の餌と混ぜたりしながらバランスを調整しています。
現在の体重は4.6キロ。感動。
ペットボトルみたいな太さのふわふわのしっぽが戻ってきて、食事が足らないことによるソワソワとした動きもなくなりました。
以前は子供からおやつを与えることなども決してできないくらい凶暴でしたが、今では落ち着いて喉を鳴らして小さい子の相手をしてくれます。
あのまま現状維持を貫いていたらきっと早死にしててもおかしくなかっただろうし、本当に、心の底から、腸内バイオームと出会えてよかったです。
明るい話ばかりしましたが、フードによってかなり改善したとはいえ薬もやめれてないですし今も食事量のコントロールは必要です。
それでも猫とお互いの心とカラダの健康のために、同じ悩みを持つ方には小さいサイズからでいいのでお試ししてもらいたいと思います。
後日談
先日、セカンドオピニオンを受けようと思いかかつりけと別の病院の先生に病状を説明し、精密検査をしたほうがいいか聞きました。
その先生は「おそらく病名で言えば“過敏性腸症候群”であり、今の先生が言うようにこれ以上できることは無いと思います。なので精密検査をする必要もないです。ただ、腸内バイオームを見つけ出したことはすごいですね、あのフードは本当に優秀なんです。」と言ってくれました。
このときまで「過敏性腸症候群」という病名は言われてきませんでした。
妙にすっきりとした気持ち。
そしてかかりつけの医者を疑ってゴメンね・・ってなりました笑
ということで、お値段は結構しますが腸内バイオームかなりおすすめです!
お腹ピーピー猫ちゃんの飼い主の皆様、ぜひ試してください!
あと現在コロナ禍においてフードの輸入が滞りがちな日々が続いています。
療養食は早め早めの購入を。
おわり
追記
コロナ禍で輸入系のキャットフードは発送時期がまちまちなことが多いです。
なるべく早めの発注をしておきましょう。
加えて在庫状況や値段が毎日変動してる印象です。
わたしは庶民なので高い値段では買いたくないです。
数日見張って安い価格帯を把握すると良いと思います。