【実家猫】ハグミのハグちゃんと父の話。 S 4か月前 冬のある朝、母から送られてきたこの画像。 庭を見ながらコーヒーを飲むのが日課の父に甘えてきたハグちゃんとの写真。 なんとも平和な朝の一コマです。 しかしハグちゃんのこの顔。 どこの殺し屋かと思ったwwww(;^ω^) この殺し屋…もといハグちゃんは12年ほど前にわが家にやってきた保護猫です。 それはそれは可愛いキジ猫さんでした。 ハグちゃんは女の子。 最近の飼い猫はみな人間なんぞに飼いならされて野生の血を忘れていますが、ハグちゃんは違います。 お外にだしておくと、ひもが届くせまい範囲で飛んでる鳥、チョウ、バッタ、セミ、ヘビ… その他もろもろを捕まえ いたぶるという、お猫さま本来の姿を今も受け継ぐお方です。 ▲私たちが気付くころにはいたぶり尽くされ「ジ…ジジジ……」と、まさに虫の息のセミ。 狩猟本能を忘れず、気分次第で人間にも撫でさせてやる心の余裕もあられます。 ハグちゃんは歩くとほとんど足音がしません。 高いところから飛び降りてもせいぜい「トサッ」程度の音。 そして人間のようにドアも網戸もぴっちりしまった障子も片手で開けます。 音もなく脱走したこともありますが、敷地内を離れず簡単に捕まるフリをしてくださるという冒険心と寛容さあり。 実家の両親は「賢い猫だな~」と褒めたたえています。 父のことがLOVEなハグちゃん。 そんなハグちゃんは父が大好き。 足元をすりすりするだけではなく、軽くジャンプしながらデレる「ジャンピングすりすり」を父にはします。 父が庭に出るときは「ニャア」と顔に似合わずめちゃくちゃ控え目な可愛い鳴き声で出てくるくせに、私が呼んでもぴくりとも動きません。 引っぱっても岩のように動かない(比喩ではなく、動きたくないときのハグちゃんは父でも動かせない)。 ▲怒ってるわけではない。昼間はだいだいこういう顔。年をとって老練なアサシンみたいになってきた。 犬猫をそんなに大事に扱わない昔人間の父ですが「猫らしい猫でいい」みたいなことを言って一目置いているのは家族的にちょっと笑えます。 最近、実家で飼っていた同い年くらいのもう一匹の猫が亡くなりました。 容体が悪化して2日で逝ってしまったから、ハグちゃんには余生をのびのびと過ごして欲しい。 家族でそんなふうに思っています。 おわり