5歳の息子のこと。
うちの息子はいたって普通の子だ。
2つ上の姉が記憶力が良くて4歳で国旗を全部覚えたり
昨年は1年生の代表として終業式で作文も発表した。
運動もそこそこできるし手先も器用だし可愛いし
もう言うことない子で(バカ親)。
そんな姉と育ってきたから
いつも姉に敵わず自信がなくならないかは心配で
先取り学習や習い事を試していた。
年長さんでイヤイヤ期(?)が到来。
◆春からやっていた少人数の体操教室を一度休んだら
行くことが不安になりゴネるようになった
◆去年も出たピアノの発表会に直前になって(会場に着いて)
「できない」と言い出して弾かなかった
◆姉と楽しく行っていた水泳教室を2人一緒に変えたら
行きたがらなくなった
◆幼稚園に行きたくなくて毎朝ゴネゴネしている
幼稚園は今も先生に引きはがしてもらっているし
体操教室は今月でやめた。
ピアノは練習は好きなようなので(全然うまくならないが)続け
水泳は大好きなじーじにも入ってもらうことで
(結局みんなとは違う場所でやっているが)
今は納得して楽しく泳いでいる。
* * * * * * * *
なぜ年長の今こうなったのか。親としても困惑した。
年中のときは楽しく通っていた幼稚園もプールも発表会も。
なにか大きなきっかけがあったわけではない。
辞める選択をしてもいいけれど諦めるクセがついたり礼を欠くことを
覚えさせてはいけないしどうしたもんかと。
↑練習の1時間弱ダンゴムシ状態だった息子。
2歳の末っ子と「またダンゴムシしてる!兄ダンゴムシ!(*’ω’*)」と
ガラス越しに茶化しながら
親としてはなんとも言えない気持ちだった。
【結論】息子に「先取り」は合わなかった。
夫や幼稚園の先生方にも相談した、探り探りの半年だった。
今思っているのは息子に「先取り」は合わないということ。
なんでも興味を示しわりと楽しく取り組める姉とは違い
したくないことはしたくない子なのだ。
サッカーの練習に行かせたときも
「なんでこんなことするのか」と言って
全部の練習はやらなかった。
いとこ達が遊んでいるところに「行っておいで」
と声をかけたら、コーヒーを飲みながら孫を眺める祖父のマネをして
みんなを眺める方に加わるような子だった。
この気持ちを言葉にすることはできないようなのだが
彼なりに思うところがあるのだ。
彼の気持ちを理解してあげることはできないが
心の内に寄り添えば、先取りして「できる」を経験させたいという
親の気持ちは余計なお世話なようだった。
息子が楽しめる方法で続けていく。
プールは教室が変わったことで不安を覚えたことが発端ではあるけど
こうなった息子はもう元には戻らないと体操教室で学んだ。
決して泳げないわけではないどころか
幼稚園の行事で行ったプールでは
同年代の中で泳げる方だったらしい。
つまり「できる」けど「今は」なのか「ここでは」なのか
わからないが習い事としてやるのは嫌なのだ。
もともと週末もプールに行きたがり
ぐんぐん上手くなる姉弟を見て
高い月謝を払ってまでやらなくても(2人で17,000円!)
良さそうだなと思い安い地域のプール教室に変えたのだ。
前払いしてしまったからやめることはできないが
一回1,000円程度。じーじとならやる、というなら
許せる金額だ。
水泳は心肺機能や筋力向上にとてもいいと思うから
楽しく運動してくれるならそれでいい。
ピアノの発表会は
思えば息子は堅苦しい格好をして
人前で発表なんて全然好きじゃない子だ。
ピアノの先生が好きで毎週音楽の授業という特殊な
時間を楽しめているならそれでいいじゃないか。
親としても今はそういうところに落ち着いて
習い事を続けている。
そもそもまだ5歳、幼稚園児だ。
反省というか勉強になりましたm(__)m
親として今後も息子が好きなものを
見つける手助けをすることは変わらないけどね。
息子は教えられるのがあまり好きじゃないから
教えるとしてもかなり少人数(もしくは1対1)がいいし
ある程度自分で進められて、かつ発展できるものがいい(わがまま)。
この夏ルービックキューブにハマっていたから
そういうのなんかあるといいな~。。
……というところで見つけました!
その話は次回^^
おわり。