スロバキアと漫画「MONSTER」の思い出

絵本作家・降矢ななさんが30年以上スロバキアに在住されていたことを知り、自分のスロバキアの思い出がよみがえった話。

先日書いた記事がこちら↓

 

“絵本作家 降矢なな”という人。「ちょろりんとすてきなセーター」感想

私がスロバキアを訪れたのは2010年頃。

“中欧4か国周遊”というパッケージ旅行に大学生のとき行きました。

 

当時の私はアメリカ・フランス・イタリア・スペイン・台湾あたりを旅行したことがあったのですが、自分で宿や乗り物を手配し、現地の人に助けてもらいながら乗り物に乗り地図を頼りに知らない街を行くのがとても楽しかったです。

 

迷子になったりスリに合いそうになりながらも、いつも何とかなったという自負があり、大丈夫大丈夫~と今回もタカをくくって出かけました。

 

当時の英語力は中学生くらいでしたが、みんな優しいから何とかなったことにも気付かずに。

 

さて、ハンガリーからチェコ、そして訪れたスロバキア・ブラチスラバ。

滞在したのは数時間なので行ったと言っていいのかわからないレベルですが、添乗員さんから自由時間が1時間くらい与えられました。

 

今回も探検しようと広場から出ていい感じのお店を探します。

 

入ったお店は雑貨屋。なんだかちょっと、不思議でおどろおどろしいものが並んでいます

買ったのはなんの怪獣なのか…よくわからないけど不気味で、楳図かずおとか伊藤潤二とかアングラなものが好きな妹によさそうなカレンダー。

 

写真はないのですが、ちひろ美術館のHPにあったチェコとスロバキアの絵本、というページの写真が似ている感じがしました。

 

引用:https://goo.gl/maps/7HW4QbiruhYdrpGj7

なんだかちょっとぞわぞわする絵ですよね。

 

異国って感じでいい店だった~と店を出て、小道に入ろうかなと道の標識を見てたじろぎます。

 

あんなに見当もつかない文字で記された看板や標識の街は初めてでした

そして、なんか道が暗い。

 

直観的に「これはさすがに行ってはいけない」と感じます。

 

観光地ばかり行くようなミーハーな私にとって、荒んだ雰囲気も見え隠れするあの街は魅力的ですが思い出としては少し不気味で深く印象に残っています

 

 

後にチェコのアンティークショップを営むオーナーと話をして、2010年ごろまではチェコも退廃的で妖しい魅力があったのだけど、ここ10年くらいで観光地化してしまったのだよ。いいときに行けたね、と言われました。

 

 

 

 

実は少しでもチェコ・スロバキアに行ってみたかったのには理由がありました。

 

漫画「MONSTER」。

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チェコの描写がたくさんでてくるんです。

 

チェコの橋で、幸運をもたらすウサギの足を産まれてくる子に…と託すシーン、あれはカレル橋なのかなぁ。

あの“ラビットフット”というこのアイテム、妹がゲイのともだちにもらったと聞いて「ゲイ、さすがおしゃれだな」と思った記憶があります。

 

そして漫画の中で描かれるあの絵本。

チェコ・プラハの自由時間に真っ先にミュシャ美術館に行った私。

 

そして帰りに、「なまえのないかいぶつ」みたいな本がないかなと近くの書店に入りました。

 

 

…今ふと気になって地図を見たら、その書店があった!!

引用:https://goo.gl/maps/7HW4QbiruhYdrpGj7

Academia  bookshop という名前でした。店名は覚えてなかったんですがこの外観めちゃくちゃ覚えてます。

やばい、すごい興奮しちゃった…覚えてるもんだね。

 

ここで絵本コーナーを物色したんですが、思ってたのとなんか違うんです。

 

あれ?と思いながら数冊手にして店をあとにしたんですが、私が思うMONSTERのチェコプラハはスロバキアにあったんですよね。

 

いや~文字に残すといいことあるな!おやすみなさい。

 

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