猫のウ〇チみたいなサナギを羽化させてみたら結構カワイイやつが出てきた話

今年の2月初旬、末っ子と冬眠中のダンゴムシを探そうと

葉っぱの裏をガサゴソしていたときのこと。

 

猫のウンチ…いや何かの実か?種か?それにしては大きいような

不思議なものを発見したときの動画がこちら。

 

ちなみにこれは2回目の捜索のときの動画で、

1回目のときはよくわからず手に取ったら動いて「?!?!」てなりました。

 

幼稚園に持って行ったら通りかかった大人たちがみんな

「うわぁ……(気色悪い)」って顔していました。

 

その気色悪い動きがこちら。

体の半分だけ動かすことができるみたいで、

とがった先をフリフリみょんみょんと動かす…。

 

虫好き・爬虫類や両生類好き・危険生物も好きな子どもたちもさすがにドン引いていた(笑)。

 

実家の父が来て

 

「あー庭仕事してるとたまにいるね。蛾の蛹(さなぎ)だよ。夜盗蛾(ヨトウガ)かな」と。

 

これが蛾の幼虫…

 

冬の間は半分土に埋もれた状態でこの硬い殻に包まれて

じっと寒さをしのいでいるというのか。

 

そう、これけっこう硬いんですよ。

 

セミの抜け殻みたいなパリって感じじゃない。

 

それに中身が…

 

身がむっちりつまってるのか硬いけど弾力があって、解体は難しそう。

 

 

せっかくの出会いなので羽化させてみることに。

 

父「茶色かグレーの蛾が出てくるだけだと思うよ(笑)。」

 

4月14日、ついに羽化!

とりあえず捕まえたときのようにカゴに土を敷いて半分埋めるように置き、

羽化のときにつかまる用の枝をさしてそのときを待ちました(放置してただけだけど)。

 

ある夜、布団に入ると階下で「ゴトッ」っと音が。

 

猫がなんかひっくり返したかも…でも眠い…無理…(˘ω˘)Zzz。

 

 

 

朝 目を覚ますと虫かごが置いてあった玄関に

カゴの網目から出た土がぶちまけられカゴの中ではバタバタと音が。

 

どうやら夜に羽化した蛾の羽音に気付いたうちの白黒猫が

ちょろついているうちにカゴをひっくり返したようだ。

 

こわかったよね蛾さん、ごめん…。

 

と、中を見たらなんかカワイイのがいる!子供たち!!早く来て!!!!

 

なんかこう、思ってた蛾よりお顔がおカイコさまみたいな感じで可愛いです。

 

モスラ感もあります。

 

頭にふわっとした毛みたいのが生えています。

 

7cmくらいあるでしょうか、お尻がとがっていますね。

猫のウ〇チは「セスジスズメガ」だった。

羽化したこの日、ちょうど昆虫館に行かないといけない用があって。すごい偶然。

 

スタッフの方に伺ってセスジスズメガということがわかりました。

 

めちゃくちゃ食欲旺盛なので幼虫は見つけ次第

駆除しなきゃいけない害虫らしいです。

 

けどけっこうな大きさとむっちりした中身だったからな…

 

つぶした感触気持ち悪いだろうな()

そしてスタッフの方に伺って初めて知ったのですが、

蛾は蝶のように枝につかまって羽化しないそうです。

 

土の上で頭から出てくる。

 

つまりあのみょんみょん動いていたのは

セスジスズメガちゃんのお尻だったわけね。

 

うっすら見える白い糸みたいなのは、

セミの抜け殻にもある気管だと思う、と娘が教えてくれました。

スタッフさん曰く「羽化の時期としては少し早いですね。

僕まだこの昆虫館で見てないです」とのこと。

 

おそらく家の玄関の中で飼っていたせいでしょう。

 

ちょっと早めに羽化させてしまったけど、まぁ強そうだから大丈夫か。

 

4月の初めにちょうどEテレの「ヴィランの言い分」という番組でも

蛾の特集をしていて子どもたちと見入ってしまいました。

 

蛾の模様は鱗粉で作られているので全部はぎ落すと透明の羽になるとか、

 

プラスチックを食べて分解してくれる蛾の幼虫がいて

環境問題にも活躍してくれそうとか。

 

知らないことがいっぱいあるなぁ。

 

 

* * * * * * * *

 

 

…今しがた、実家の父が螻蛄(オケラ)を捕まえたと持ってきて

飼うことになりました。

 

 

現在わが家には、庭で捕まえたアマガエル、

テントウムシ(卵、幼虫、成虫)、ダンゴムシ、

池で捕まえて冬眠中のザリガニ、カメムシ,

カブトムシの幼虫、がいます…。

 

 

おわり

 

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