年長の娘に生理の話をしたら思ってたのと違う反応で焦った。正解の伝え方とは

家族で性の話をきちんとしましょうな時代です
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2021年に発売され大きな話題となったこの本。

最近では「おうち性教育」なるものが推奨されていますよね。

 

男女ともに大事なことだからとてもいいことだと思います。

私もこの本を家族で読んで、いい本だなと感じました。

 

いやらしさなく、子どもでもわかりやすく、大人も教えやすい、というのは今まであまりなかったタイプの絵本だと思います。

 

まだの方はぜひぜひ読んで欲しい。

性の話はタブーだった私の幼少期

団塊世代に近いうちの両親は はちゃめちゃにお堅い人たちでした。

 

特に母親のまえで好きな人がどーだなんて話は無理無理無理無理。

生理になったときは  こうするんだよ、という話もなく、喜ばれたわけでもなく、赤飯は炊かれたのに会話にしてはいけないという空気で、なんとも居たたまれない気持ちになったのを覚えています。

 

これは忘れもしない、中学校1年生のとき。

クラスに不良っぽい男の子のグループがいて、みんな気のいい人たちだったので普通に仲良くしていました。

 

その中の一人の男子に「いやスポブラって…」と、ごにょりと言われたのです。

 

当時そういうことに疎く、「え、ダメなの」って感じでしたが、仲良しで派手め美人の友人がうまくかばってくれたのを覚えています。

 

そういえばその男、後日告白してきたことを今思い出したわ。なんやねん。

まな板が好きだったんか。

 

疎かったのでショックだったわけではないんですが、どうやらそろそろブラジャーをしないといけないみたいだぞ、という気持ちになりました。胸、なかったんですが。

 

でもそう言われても、母になんと言ったらいいかわかりませんでした。

胸がないのにブラが欲しいなんて言ったら「まだいらないよ」と言われるか「色気づいて」と、間違えるとキレられる可能性すらありました。

 

なんせ小学生のときに自作漫画(黒歴史)の一ページ目に「結婚するの!」と描いてあるのをたまたま母に見つかり、なんでか知らないけど どん叱られた覚えがありまして。

 

何がダメだったのか…マセてるのが気に入らなかったのかわからないんですけど、「結婚ってワードすらダメなのか」と衝撃だったのを覚えています。

 

自分の子どもの性教育はもっとオープンにしたい

そんなわけで、私は自分の子どもにはもっと普通に話せるようにしたいと考えていました。

 

夫は姉弟・関西のフランクな家庭で育っているので、そこらへんは得意分野なのはありがたい話です。

娘6歳、息子4歳、母の話を黙って聞くが。

3人目を産んでから初の生理がきたタイミングで、2人に話をしました。

 

女の人はみんな赤ちゃんを産む準備として、毎月出血するんだよ

お腹の中でふかふかのベッドを作るんだよ

そのときお腹が痛くなったり、頭が痛くなったり、眠くなったり、いろんな症状がでるからお腹を温かくして安静に過ごすよ

 

血が出るけど心配しなくてもいいよ

ただ女の人はみんなそうなるから、優しくしてあげてね

 

こんな感じで話したと思います。

 

私としては血が出るという事実と、不調が表れるからお母さんしんどいのよごめんね、というのがわかればいいかなと思ったんですが、これを聞いて娘はとにかく

 

『血が出るの?こわい、やだ。子ども産みたくない』

 

という結論になってしまいました。

 

思ってた反応と違う、でも確かにこれ言われたらそうなるか…

あれ、じゃあどう伝えればよかったんだ?え、あれ伝え方間違えた?汗

 

「生理って大変なんだね。でも大切なことなんだね」的な模範解答を期待してはいけない

私が見たSNS情報では、子どもたちはわからないなりに気遣いを見せてくれて、後日母親が生理で横になってたら布団をかけてくれた的な、ほっこりな感じだったんですよ。

 

うーーん、どう伝えるのが正解だったのか。

 

なんとか娘に生理痛のつらさは人それぞれだし、薬もあるし、こわがらなくて大丈夫だよと慌ててフォローしましたが、

 

『もう赤ちゃんは産まない』

とまで言い出してしまいました。

 

「…あのね娘ちゃん、生理は赤ちゃんを産まなくても毎月くるんだよ』←(追い打ち)

 

『えーーーー!?!?』

 

(いやほんとえーーーだよね、お母さんもそう思うよ……)

 

しばらく娘は生理の話を頻繁に出して『私は子ども産まない』とか『痛いのやだよぉぉ』とかネガティブ発言をしていて、気の毒でした。

 

ちなみに4歳の息子は黙って聞いていて「わかった?」と聞いたら『わかった』と応えました(多分わかってない)。

 

その後私が生理で調子が悪いとき、娘が『お母さん、お腹痛かったら預かり保育してもいいからね?』と気遣いを見せてくれ…優しいなぁと感動でした。

(じゃあちょっとお迎え遅いくらいで文句言わないでほしいんだけどさ)

 

正解の教え方は一体なんだったのか…。

 

けど私も生理なんていらないと思ってるし、なんでこんな“出血/毎月”なんて方法でしか女性は出産に備えられない仕組みなのか、意味不明だと思っちゃってるしなー。

 

娘は将来  親が働かなくてもいいように法律を変えてくれるらしいんだけど、生理の仕組みを変える発明とかしてくれるのを期待しようと思いました(最後まとめ方雑か)。

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