UnderLifeWear

浮気モラハラDVを経験したら2年間PTSDに苦しめられた話

それはある日突然に

DVの刑事訴訟の決着が着いて、2ヶ月後くらいだったと思います。

怒涛の出来事を終えて、空元気ながら自分が戻ってきたことに安堵し暮らしを安定させなければと思っていた毎日でした。

 

もう終わった!吹っ切れた!人生を楽しむ!!という思考の裏で、着実にそれは私に迫ってきていました。

 

うまく寝ることができない

強いストレス負荷があったから仕方ないと思っていたけれど、それにしても睡眠時間を確保できませんでした。

寝付くまでに時間がかかるだけでなく、寝られても夜中に起きてしまったりして2〜3時間くらいの小刻みな睡眠しか取れませんでした。

もともとはほっといたらいくらでも寝れるタイプの人間で、ブラック労働環境で働いて身体を壊した時を除けば睡眠はわりと問題ありませんでした。

そんな自分が早朝覚醒で長時間寝れなくなってしまいました。

寝れない大きな要因は「夢」

毎日悪夢にうなされていました。

彼と一緒にいたときに辛かったことがあの手この手で夢の中にて反芻されます。

思い出したくない物や人のことも容赦なく夢に出てきます。

1番酷かったのが夜中に「助けてー!!!!!」と叫び号泣しながら起きたこと。

当時の引越し先である新居は、もちろん彼が知らない場所であり、警察にも接近禁止を付けてもらっていました。

最後の状況などから考えても彼が私に会いに来るとは私自身が到底考えられないことだとわかっていたつもりでした。

 

しかし、新居の部屋のベッドに誰かが寝ていて、その人を揺り動かすと振り向いたのがなぜか笑顔の彼だったという夢を見ました。

怖すぎて叫んで起きたにもかかわらず夢なのか現実なのかわからず、パニックで過呼吸に陥りました。

このときは夢だとわかり落ち着いてからもひたすらに落ち込みました。

いるわけない、来るわけない、とわかっているはずなのに恐ろしい。

しかし起きた時間は夜中の3時頃。

誰も起きてない時間に電話をかけるのははばかられて、ひたすら朝になるのを待っていたことを強く覚えています。

 

この調子で寝ることも嫌になっている日々が続いていました。

耐えられず病院へ行くことに

職場近くで病院を探しました。

ハキハキとした女医さんが話を聞いてくれて、ここではじめて自分が「PTSD」の状態だと知りました。

 

先生に「あなたは平気ぶってるけど全然平気じゃないんだよ。現に今もそうやってビービーと泣いてる。普通の人は泣かないの。でも平気じゃなくていいんだよ。そんな辛いことがあったんだから、今は苦しくて当然なんだよ。」と言われました。

 

数ヶ月いろいろなことがあったから、また昔働いてたときになった抑うつ状態にでもなったのか?って思っていたら、まさかのPTSD。

なるほど、どおりでおかしい訳だ・・となりました。

PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、死の危険に直面した後、その体験の記憶が自分の意志とは関係なくフラッシュバックのように思い出されたり、悪夢に見たりすることが続き、不安や緊張が高まったり、辛さのあまり現実感がなくなったりする状態です。

それでもなおトラウマは続きます。

救急車両を見たりサイレンの音を聞くのが怖い

これも直後ではなく少し経ってから出てきた症状。

サイレンが鳴るのを聞いたり、道端に止まっている救急車両の横を通るだけで、ものすごい冷や汗と動悸、逃げ出したい衝動に駆られるようになりました。

こればかりはふいにやってくるので避けようもありませんでした。

特に救急車がだめで、事件当日、怪我を精密検査するために乗った救急車が響いていたんだと思います。

 

 

病院に行くようになってからは、こういう突然の心臓バクバク状態になったら抗不安薬をのむようになりました。

もちろん薬がすぐ効く訳じゃないんですが、ほぼ気付け薬として持っていました。

夜道が怖い

夜道、人気がないところで今彼に会ってしまったら、報復で刺されるかも知れない。殺されるかも。もっと酷い目にあわされるかも。という不安はしばらく消えませんでした。

 

この不安は彼が留置所に入っている間でさえありました。

人がいてもいなくても怖かったし、いないはずの人のことを考えてずっと怯えてました。

 

彼と同じような背格好をした人が怖い

夜道は自分でできるだけ回避できましたが、時間問わず電車や駅、道端などで恐ろしかったのがこれ。

後ろから追い抜かれたり横にいる誰かの気配だけでビクついてました。

そんなのはもちろん日常茶飯事なので通勤は憂鬱で仕方なかったです。

これも留置所に入っているときからだったので、本人がいるとかいないとか関係なく彼の存在自体がトラウマになっていたんだと思います。

酷い症状は1年ほど続いた

本格的な症状は1年ほど続きました。

悪夢を見る頻度などはどんどん落ちていきましたが、まったく見なくなるまでには時間がかかりました。

 

また、PTSDという状態が抜けてからも結局睡眠などの症状は改善せず、うつ状態のフェーズに移行していき結局2年間抗うつ薬と睡眠導入剤のお世話になりました。

どんどん元気になっていった自覚はあるので早く薬をやめたかったのですが、減薬しようとする調子が悪くなるという繰り返しでした。

 

私が経験した暴力って、たぶん世の中に蔓延っているDVの中ではわりと軽いものだったと思います。

でも平和なハッピー家族で特に苦労もせずに育った私には十分にトラウマになり得るものでした。

いかなる理由があろうと、人に暴力を振るっていい理由なんてないと思います

 

今トラウマに苦しむあなたも、絶対日にち薬でよくなります。信じて耐えてもらいたいです。

 

また、トラウマを植え付けられる前のあなたは今すぐ逃げ出してください。

あなたを傷付けていい人なんて、この世には絶対に存在しませんよ。

モバイルバージョンを終了