居住から7年目の悲劇
2022年6月のある朝、父が珍しく悲しげに庭から戻ってきた。
「金魚がいなくなってる・・。」
庭先で父が飼っていた3匹の金魚と10匹弱のメダカ。
特別可愛がっていたわけではないが、父がのぞきこむと、
餌がもらえると思い寄ってくるさまに愛着はあったらしい。
それが、金魚は一匹残らず喰われていた。
なぜ喰われていたとわかるのかというと、鉢のそばに
金魚の背びれと目玉のあたりがすこしだけ、残されていたからだ。
「ずっと飼っていたのに、なぜ今なのか。
一体なににやられたのか・・」
猫ならば、こんなやり方はしないだろう。
おもちゃにして散々いたぶった後、放置するかご主人のところに
持っていくのがお猫様。
しかも、近所に野良猫はわりといるが今まで一度もやられたことはないし、
この鉢から取り出せるとは思えない。
心当たりとしては、この春初めて近所で見かけた茶色いやつ。
イタチだ。
※画像はお借りしています。でもほんとこんな感じだった
黄色み強めの茶色で、夜中近所のブロック塀の上をサッと走り抜けるのを
私は見た。父も近所で見かけたそうだ。
調べてみると、夜中にイタチが侵入して金魚を食べたという
書き込みが何件かある・・。
あいつか、あいつなのか・・？！
これは犯人が残した手がかり。
足あと・・！！けっこう小さくて鋭い。
検索してみると、イタチの足にやっぱり似ている。
ちなみに近所の80歳になるおじいちゃんにこの話をしたところ、
以前うちの数件先にハクビシンがでて、俺が駆除したぞ、と。
ワナを仕掛けて捕まえて、保健所に持っていってもらおうと庭先に置いていたら
家族がやってきて逃げたんだと（←ほんとかなｗ）。
10年くらい前の話だけど。
結局犯人はわからずじまいでしたが、翌日、残ってたメダカもやられてしまった。
妹に「また来るよ！！」と注意換気されてたんだけど、ときすでに遅し。
その後父はネットを自作し、新たに金魚たちを買い足しました。
そしてそれから約1ヶ月後、7月の父の誕生日のこと。
またやられた……！
鉢に自作のネットをかけ、重しもしておいたんですが、ぐいっとネットを動かすと
重しが流れるように落ちてしまったようで…。
よりによって誕生日の朝にこんなことしなくてもいいじゃないか！！涙
その後、ネットの端を固定したことで被害は出ていません。
じーじを気の毒に思った孫娘は、
誕生日プレゼントに金魚のアイロンビーズをあげていました。。
もう二度と、現れないで欲しい！！！！
