7歳になる猫の健康診断に行ったら腎不全が見つかった(;_;)

健康診断って人間でもなかなか重い腰が上がらないもの。猫ならなおさらなのですが、ぜひ一度行ってみてください。

きっかけは妹の猫の病気から

9歳になる妹の猫が、歯石を取りにたまたま行った病院で、心雑音が見つかりました。幸い治療に移行するほどではなく、定期的な検診を続ける方向で済みましたが、わが家の7歳の猫も心配になり検診を受けてみることに。

 

ちなみにうちは子猫の去勢手術と、1歳前後に少量の血尿で膀胱炎をしたときしか病院に行ったことのない健康優良男子です。

 

健康プログラム・検査内容

・身体検査

・血液検査(血球検査・生化学検査)

・尿検査(スティック検査・沈査)

・糞便検査(虫卵)

・胸部・腹部レントゲン

・心電図検査

 

病院で受けたのはこんな感じ。

朝ごはん抜き、以外は特に指示がなく、朝10時頃預けて、検査結果がでる夕方迎えに行きました。

 

ちなみにどこの病院もそうなのかわかりませんが、うちは一度別日に目視の検査や聴診といった軽い診察を受けた後、健診の予約を受け付ける仕組みでした。

 

一週間後、検査結果

先生が細かに一項目ずつ説明してださいましたが、気になると言われたのは腎機能の値。

値としては、ものすごく酷いというものではないと言われました。

「うちで治療してる子達は基準の百倍とかそんな子もいるから」と。しかし、7歳という年齢を考えるとこの値が出るのは少し早いのだそうです。

 

加えて、レントゲンの腎臓と腸にかかる部分に小さな異物の影がありました。

トイレ砂を食べてしまったりすると写ってしまうのですが、腸の内容物なら数日で移動するはずなので、一週間後、再度レントゲンを撮ることに。異物が移動しないままなら、腎臓内にあることになります。

再検査。慢性腎不全だった

数10分もかからないレントゲンの結果、異物の移動はなし。

先生の見立てでは「慢性腎臓病ステージ2」ということでした。

【慢性腎臓病(慢性腎不全)とは】

腎臓がダメージを受けて十分に機能しなくなる状態を「腎不全」といい、これが長期間続くと慢性腎臓病(慢性腎不全)と診断されます。
慢性腎臓病(慢性腎不全)はネコちゃんの老齢期での発症が多く、死亡率の高い病気です。

初期には多飲多尿(水をたくさん飲み、尿量が増え、尿の色が薄くなる)など、尿そのものに関連した変化がみられますが、進行すると食欲不振や体重減少、嘔吐、けいれん発作など、全身的な症状を示すようになります。

多飲多尿については、実感がありません。

実家の猫もしょっちゅう見ていますが…言われてみればよく洗面所やシンクの水まで飲むかも?とは思いますが、ここのところ増えたな、という感じはしませんでした。

治療について

先生から提示されたのは

1.大きな病院で細かな検査を受ける

2.薬を飲む(飲めない場合、治療用のお高いエサ)

3.何もしない

 

この3つ。1つ目に関しては、検査を受けたところで大きな診断の違いはない可能性が高い、とのことでした。異物も、膀胱にあるものは溶かせるけど、腎臓にあると手術になる。ただ、今の段階でその異物のせいで腎機能に障害が出ているかはわからないし、手術代は当然高額で、失われた腎機能が回復するわけではない。

 

2つ目の薬は月に6千円程度。低下した腎機能を補うもので一生飲み続けるものです。

 

3つ目は以外な選択肢でしたが、なるほど、とも思いました。

うちの高齢の両親なんかは「健康診断なんかやって病気が見つかっても困る。動物は自然に任せるべき」みたいな考え方です。手遅れというのは辛いことですし、時代遅れな考え方かもしれませんが、そうやって線引きする考え方、私は嫌いじゃありません。単純に治療費の負担という考え方もあるでしょう。

 

とはいえ、わが家は見つかったものを放置はできない考え方です。月1回の薬と診察を受け、また半年後に血液の状態を調べることになりました。

数値が悪化しているようなら、異物が原因の可能性も視野にいれることになるでしょう。

 

かかった費用

健康診断の費用は12000円。ただし猫は暴れるので鎮静剤を必ず打つため、+3000円。税込みで16500円でした。

健診後のうちの猫

先生は、市販されてる腎機能サポート系のごはんなら何でもいいよ〜って感じでしたので、これを購入してみました。

 

食いつきはあんまり良くないので、最初は残っていた今までのえさと混ぜていました。

かつお節をパラパラするのも効果的◎。

ただオールウェルをあげてたときより断然吐く!!涙

別のビニール袋に入れめん棒で小さめに砕いたら吐く回数は減りましたが、いかんせん面倒くさい・・。厚手の袋に入れても飛び散るし。要検討。


錠剤はたま〜に、おそらくわざと外に出ていますが基本えさに紛れてれば食べるのでそこまで手間じゃなくて一安心です。朝晩1錠あげてます。

最後に

うちの病院では6歳(人間でいうと40歳)くらいで一度健診を受けることを勧めていました。

健康なときの数値がわかっていると、いつから発症したのかわかりますからね。

 

長く元気に一緒にいるためにも、ぜひぜひ健診を。

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